うさぎのアクセサリーをお探しの方へ|耳の向きで選ぶ、ピアス・ネックレス・ブローチ
八月の終わりになると、夕方の空が急に高くなります。
日が落ちるのが早くなって、帰り道で月を見上げる回数が増えてきました。
来月には十五夜がきます。
この時期になると、うさぎのアクセサリーを探している方からのお問い合わせが増えます。
今日は、うさぎのアクセサリーをお探しの方に向けて、当店の在庫から選び方と一緒にご紹介しようと思います。
ピアス、イヤリング、ネックレス、ブローチ、リング、帯留めまで。うさぎだけで五十点ほどあるので、迷わないための見方から書いていきます。
うさぎのアクセサリーは、種類が多すぎて選べません
猫の次に点数が多いのが、うさぎです。
仕入れをしていても、どの作家さんも一度はうさぎを作ります。
耳が二本あるだけで、遠目にもうさぎだと分かるからだと思っています。
犬や猫は、鼻の形やひげまで作り込まないと種類が伝わりません。うさぎは耳だけで伝わります。
作りやすいということは、点数が増えるということでもあります。
当店の在庫を数えたら、うさぎのモチーフだけで五十点を超えていました。
これだけあると、かわいいかどうかだけで選ぼうとして手が止まります。
私の場合は、うさぎを選ぶときに見るところを一つ決めています。
見るのは、耳の向きです
うさぎのアクセサリーは、耳の向きで三つに分かれます。
一つめは、耳がまっすぐ立っているもの。
二つめは、耳が寝ているか、丸くまとまっているもの。
三つめは、横向きや後ろ姿で、顔が見えないもの。
この三つは、見た目の印象だけの違いではありません。着けたときの扱いやすさまで変わります。
立った耳は、遠くからでもうさぎだと分かります。そのかわり、細い突起が二本、外に向かって出ています。
寝た耳は、輪郭が丸くなるので服にやさしいです。そのかわり、うさぎだと気づかれるまでに一拍かかります。
顔が見えないものは、かわいらしさが一段引いて、大人っぽく見えます。
どれが良いという話ではなく、着ける場所と服で答えが変わります。順番に見ていきます。
耳が立っているうさぎは、一目で伝わります
耳の立ったうさぎで分かりやすいのは、ルチカの「ふりむきうさぎ ピアス」です。
二千四百二十円(税込)。一・六センチ×〇・八センチ、しっぽの部分が四ミリのビーズになっています。
名前のとおり、後ろを振り返った姿です。物音に気づいて耳を立てた、あの一瞬の形をしています。
ゴールドとシルバーの二色があって、ポストはサージカルポストです。
ピアス穴がない方には、同じ柄のイヤリングもあります。二千五百三十円(税込)で、いま在庫があるのはゴールドだけです。
イヤリングの締め具合が気になる方は、イヤリングがゆるい・落ちる時の締め方もあわせてご覧ください。
同じルチカに「エプロンうさぎ ピンブローチ」もあります。二千五百三十円(税込)、日本製。
こちらは耳をぴんと立てたうさぎが、白いレース編みのエプロンを締めて、自分の背丈ほどある人参の前に立っています。
うさぎが約二センチ、人参のほうが約二・三センチあって、人参のほうが大きいところが可笑しいと思っています。
立った耳は、引っかかりやすいところでもあります
耳の立ったうさぎを選ぶときに、一つだけ気にしていることがあります。
耳の先が、外に向かってとがっているかどうかです。
とがった先が二本あると、そこが服の糸を拾います。秋から冬にかけて、ニットやマフラーを着る季節はとくにそうです。
詳しくはニットに引っかからないアクセサリーの選び方に書きましたが、見るところは同じで、先が丸いか、先が布の側を向いていないかの二点だけです。
ルチカの「ラビット ブローチ(ピンク)」は、耳を立てた姿のまま、輪郭を平たく落としてあります。
千五百四十円(税込)、縦四十五ミリ×二十三ミリ。うさぎの形はそのままで、とがりが無いので、薄手の服にも留めやすい一つです。
ブローチの留め方そのものはブローチのつけ方にまとめています。
顔が見えないうさぎは、大人っぽく見えます
三つめの、顔が見えないうさぎの話です。
和道工房の「ウサギのピアス(ホワイト×ブルー)」は、左右で別のものが下がります。
片方は、巣穴から顔を出したうさぎの上半身。縦約二・八センチ。
もう片方は、巣穴に戻っていくうさぎの下半身です。縦約一・六センチ。つまり、お尻だけが耳もとに下がります。
五千五百円(税込)。樹脂粘土にレジンをかけて、スワロフスキーを添えた一点ものになります。
正面から見たときに、片方だけうさぎの顔があって、反対側は白い丸が下がっている状態になります。
動物モチーフは子どもっぽく見えるから、と敬遠されている方に、この形はよく合うと思っています。
後ろ姿や横向きのうさぎでは、デコヴィーニャの作品にも良いものがあります。そちらはDECOvienyaの動物アクセサリー15選でうさぎ四点をまとめてご紹介しています。
今日の一本|きぐるみウサギ ネックレス
在庫のうさぎから一本だけ選ぶなら、パルナートポックの「きぐるみウサギ ネックレス」をご紹介しようと思います。
三千五百二十円(税込)。うさぎの部分は花を含めて縦約二十五ミリ、横は九ミリ前後、耳が十六ミリ。素材は真鍮です。

白いきぐるみのフードから、黄色い顔がのぞいています。
耳の内側にはピンクが挿してあって、頭の上には小さな花が一輪咲いています。
胸に抱えているのは琥珀色の石です。両手でしっかり抱えていて、離す気がなさそうな持ち方をしています。
パルナートポックの復刻版で、当店の限定販売になります。同じ型がよそに並ぶことがないという意味で、探していた方には見つけにくかった一本だと思います。
耳が二本とも、同じ向きではありません
この一本を選んだ理由は、耳にあります。

真横から見た写真です。
片方の耳は後ろへ倒れていて、もう片方は前に折れています。左右がそろっていません。
前半で、耳の向きで三つに分かれると書きました。この一本は、立った耳と寝た耳を一体で持っている形になります。
おかげで、横から見ればうさぎの耳だとすぐ分かるのに、外へまっすぐ突き出した先が無いという状態になっています。
耳が二本ともぴんと立っていたら、この大きさでも服の糸を拾ったと思います。
左右をわざとずらしてあるのは、生きているうさぎの耳が片方ずつ動くからです。片方で音を追いながら、もう片方は休ませています。
形の理由が生き物の側にあるものは、見ていて飽きにくいと思っています。
チェーンのほうも、見ておきます
うさぎばかり見ていると見落としますが、この一本はチェーンにも手が入っています。

全体を広げた写真です。
途中に花のかたちをしたコマが入っていて、そこにピンクのビーズが二つ並びます。
末端にはアジャスターがついていて、その先にも小さな花が下がっています。
全長は約四十五センチ。うさぎが鎖骨の少し下あたりに来ます。アジャスターで短くもできます。
四十五センチがどこに来るのかは、ネックレスの長さの選び方で同じチェーンを使って比べています。
一つ言っておくと、花のコマが入ったチェーンは、絡まると少し手間がかかります。輪の形が丸くないぶん、引っかかる場所が増えるからです。
しまうときは留め具を留めてから置くと、それだけで結び目になりにくいです。しまい方はアクセサリーの保管方法にまとめています。
手もとと腕にも、うさぎはいます
耳もとと胸もとの次は、手もとの話です。
指につけるうさぎで面白いのは、クリングの「アニマル リング ウサギ」です。
千六百五十円(税込)。うさぎの部分が縦四十ミリ、横二十四ミリ、前後の幅が三十六ミリあります。重さは九グラム。
指にしがみついている形で、指輪というより、うさぎを一匹連れて歩いている感じになります。
素材は塩化ビニル樹脂で、金属ではありません。サイズは約十三号で、調整はできない作りです。
指のサイズが分からない方は、フリーサイズの指輪は何号?に測り方を書いています。糸を一本使えば家でも測れます。
腕のほうには、カザの「星を抱っこしたウサギ ブレスレット」があります。
二千四百二十円(税込)。うさぎは縦二十三ミリ×横十二ミリ、チェーンは十六センチにアジャスターがつきます。
ストライプの星を両手で抱えて、耳をぴんと立ててこちらを見ています。月にうさぎがいるという言い伝えを、そのまま形にしたような一つです。
同じ柄のネックレスもあって、こちらは二千六百四十円(税込)です。
同じカザの「かごにひょこんとミルキーラビット ピアス」も、手の話でご紹介しておきます。二千三百十円(税込)。
金色のかごのふちに、白いうさぎが両手でつかまっています。うさぎとかごを合わせて縦二・八センチ、かごの中には八・五ミリのコットンパールが入っています。
パールなのか卵なのか、商品説明でも決めていないところが良いと思っています。ポストはチタンです。
服につけるうさぎは、大きさを選べます
ブローチは、耳もとや指と違って、大きさの上限がありません。
和道工房の「ウサギのピンブローチ 森のときめき 〜白ウサギ編〜」は、全体の横幅が七十ミリあります。
五千六百十円(税込)。うさぎのモチーフが横二十六ミリ、スワロフスキーを含めた縦が四十ミリ。
白いうさぎのまわりに葉と実が広がって、蝶が一羽とまり、スワロフスキーが一粒下がります。うさぎ単体ではなく、森の一場面がそのまま胸もとに載る作りです。
樹脂粘土にレジンをかけたもので、一つずつ手作業なので色も形も違います。同じ「森のときめき」には茶ウサギ編もあって、こちらも残り一点です。
大きいぶん重さも出るので、留める場所は生地の厚いところを選んでください。垂れてしまうときの対処はブローチのつけ方に書きました。
帯にも、うさぎがいます
意外に思われるかもしれませんが、和装にもうさぎがあります。
パルナートポックの「〈鳥獣戯画〉兎の水遊び 帯留め」は、高山寺公認の商品です。六千七百十円(税込)、縦二十四ミリ×横四十四ミリ、素材はピューター。
国宝「鳥獣戯画」の第二紙に描かれた、兎が水に飛び込む場面を写しています。飛び込む前と後の兎が同じ画面にいるので、二羽に見えて実は同じ一羽という説がある場面です。
帯留めは三分紐か四分紐に通して使います。使い方は帯留めの付け方にまとめました。
裏に二つループがあるので、紐を通さずにブローチやバッグチャームとして使う方もいらっしゃいます。着物を着ない方にも選ばれている一つです。
ピューターという素材についてはピューターってなに?で説明しています。柔らかくて重みのある金属です。
素材で分けると、三つになります
ここまでご紹介したうさぎを素材で並べると、だいたい三つに分かれます。
一つめは真鍮です。きぐるみウサギ ネックレスがこれにあたります。黄みのある金色で、使ううちに色が落ち着いてきます。
二つめはシルバーです。林檎屋の作品がこちら。重みがあって、黒ずんだら磨けば戻ります。
三つめは樹脂です。和道工房の樹脂粘土や、クリングの塩化ビニル樹脂。金属ではないので、肌に当たる面積が広くても着けやすいと思います。
それぞれのお手入れは真鍮アクセサリーとシルバーアクセサリーにまとめています。
金属が肌に合わない方は、金属アレルギーとアクセサリーの素材もあわせてご覧ください。ポストの素材だけで選ぶという手もあります。
月とうさぎを、一緒に持つなら
十五夜の話から始めたので、最後に月のうさぎを一つ。
林檎屋の「お星さまとウサギ ペンダントトップ」は、うさぎが跳び上がって星をつかまえている形です。
九千九百円(税込)。高さ約三十五ミリ、横幅約十七ミリ、厚みが約十三ミリ。シルバーと真鍮でできていて、青い石は合成スピネルです。
流れ星が消えるまでに願いを三回唱えると叶うといいますが、このうさぎは早口が苦手だったので、星のほうをつかまえることにした、という話がついています。
厚みが十三ミリあるので、平たいペンダントとは見え方が違います。横から見てもうさぎの形が残ります。
チェーンは別売りです。お持ちでない方には、ルチカの「ネックレスチェーン(三十八センチ・真鍮製)」が千六百五十円(税込)であります。
林檎屋のほかの作品は林檎屋(りんごや)のアクセサリー17選に並べています。
月のモチーフそのものをお探しなら、月モチーフのイヤリングもどうぞ。
贈りものにするときに、見ているところ
うさぎは、贈りものにも選ばれやすいモチーフです。
跳ねる姿から前に進むという意味を重ねる方もいらっしゃいますし、十五夜や卯年に合わせて選ばれる方もいらっしゃいます。
贈る相手のピアス穴の有無が分からないときは、ブローチかネックレスにしておくと外れません。
指輪も、サイズが分からないうちは避けたほうが無難だと思っています。
予算から選びたい方は誕生日プレゼントに贈りたいアクセサリー12選、動物モチーフ全体から選びたい方はいきものモチーフのアクセサリーにまとめてあります。
猫がお好きな方には猫モチーフアクセサリー10選も。当店はうさぎより猫のほうが点数が多いです。
おわりに
うさぎのアクセサリーは点数が多いので、かわいいかどうかだけで比べると決まりません。
耳が立っているか、寝ているか、顔が見えないか。この三つに分けてから見ると、候補がぐっと減ります。
立った耳は伝わりやすくて、寝た耳は服にやさしくて、顔が見えないものは大人っぽい。それだけの違いです。
今日ご紹介したうちの多くは、作家さんの手作りで、在庫が一点ずつしかありません。同じ形が次に入る保証はありません。
月がきれいに見える季節になってきました。耳を二本持った小さいのを、どれか一匹だけ連れて帰ってみてください。
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