タートルネックに合うネックレスの長さ|ハイネック・シャツ・コートの襟もと別と、在庫250点を数えて分かったこと

朝晩が冷えるようになって、クローゼットの手前にタートルネックが戻ってきました。

首まで包まれると、それだけで少し安心します。

ただ、そこでいつも手が止まるんですよね。

この服に、どのネックレスを着ければいいんだろう、と。

夏のあいだ首もとで光っていた細いチェーンは、タートルネックの内側に隠れてしまいます。

かといって外に出すと、なんだか中途半端な場所に落ちる。

コートを着たら、今度は全部見えなくなる。

秋から冬のネックレス選びは、長さの話というより、襟の高さの話だと思っています。

今日は、襟の形ごとに「どこに何を着けると見えるか」を整理して、当店のネックレスを実際に数えてみた結果もあわせてご紹介しようと思います。

襟が高くなると、ネックレスの居場所が変わります

夏の服は、首まわりが開いています。

だから40cmでも45cmでも、チェーンは肌の上にのって、そのまま見えます。

秋冬の服は、そこが布でふさがります。

ネックレスの行き先は、ざっくり三つに分かれます。

・布の内側に入れて、見せない

・襟の上に、短いものを乗せる

・襟よりずっと下まで、長いものを垂らす

いちばん困るのは、この間の長さです。

45cm前後のネックレスは、ちょうど襟の縁あたりに落ちて、半分隠れて半分見える位置になりやすいです。

夏にいちばん使いやすかった長さが、秋になると急に扱いにくくなる、という感じです。

40cm・50cm・60cmがそれぞれ体のどこに来るかは、同じチェーンを並べてネックレスの長さの選び方で比べています。

今日はその続きで、服の側から考えてみます。

タートルネックは、長く垂らすのがいちばん簡単です

首が全部隠れるタートルネックの場合、私の場合はほとんど迷わず長いものを選びます。

目安は、チェーンが60cm以上です。

タートルネックは、首から胸までが一枚の無地の面になります。

そこにネックレスを一本垂らすと、縦の線がすっと入ります。

首が詰まって見えがちな服なので、この縦の線があるだけで、ずいぶん軽く見えると思ったんですよね。

もうひとつ大事なのが、トップの大きさです。

ニットの上は、柄がないぶん小さいものが埋もれます。

夏に鎖骨の上で映えていた5mmの石は、厚手のニットの上だとほとんど見えません。

タートルネックに垂らすなら、トップは3cmくらいあると、離れたところからでも形が分かります。

短いものを襟の上に乗せる着け方もあります。

38cmくらいのチェーンなら、首のつけ根で止まって動きません。

ただ、首が完全に隠れるタイプだと、その「つけ根」自体が布の中なので、少し折り返しの浅いハイネック向きの方法だと思っています。

ハイネック・モックネックは、上に重ねるか、長くするか

首の半分くらいまでのハイネックは、選べる幅がいちばん広い襟です。

短いチェーンを襟の上から重ねると、襟の縁に沿って一本の線が出ます。

トップは付けないか、ごく小さいものが合います。

このやり方はニットに引っかからないアクセサリーの選び方でも少し触れました。

長いものを垂らす場合は、タートルネックと同じ考え方で大丈夫です。

60cmくらいからなら、襟の縁とトップの位置がきちんと離れます。

短い一本と長い一本を両方着けて、二段にするのも秋冬らしい着け方です。

二本の差は10cm以上あけるときれいに分かれます。

組み合わせ方はネックレスの重ね付けのコツにまとめています。

シャツの襟は、内側か外側かを先に決めます

襟付きのシャツやブラウスは、ボタンをどこまで留めるかで話が変わります。

第一ボタンまで開けるなら、40cm前後の短いものを襟の内側に。

開いた襟のあいだから、トップがのぞく感じになります。

トップは小さめのほうが、襟の形とけんかしません。

一番上まで留めるなら、ネックレスは襟の外に出して、長めを垂らします。

このとき中途半端な長さだと、チェーンが襟先に引っかかって片側だけ持ち上がることがあります。

襟先より下まで、しっかり長さがあるものを選ぶと落ち着きます。

コートを着る日は、ネックレスより襟もとです

コートの前を閉めると、ネックレスはどんな長さでもほぼ見えなくなります。

前を開けて着るなら、長いネックレスが中のニットの上で見えます。

前を閉める日は、いっそネックレスを外に出すのはあきらめて、コートの襟にブローチを一つ留めるほうが早いと思っています。

外にいるあいだはブローチ、お店や室内でコートを脱いだらネックレス、という分け方です。

ブローチの留め方はブローチのつけ方、マフラーやストールに留める話はストールやマフラーをブローチで留める方法に書きました。

もう一つ、コートの脱ぎ着で気をつけたいのがチェーンの向きです。

襟の高い服の上から長いネックレスを着けていると、コートを羽織るときに後ろの留め具が前へ引っぱられやすいです。

前に回ってきてしまうときの直し方はネックレスの留め具が前に回ってくるときはにあります。

当店のネックレス250点を、長さで数えてみました

ここまで書いて、自分のお店にタートルネック向きの長いネックレスがどのくらいあるのか気になりました。

そこで、いまカートに入れられるネックレス・ペンダント250点の商品説明を、ひとつずつ見てみました。

チェーンの長さが読み取れたのは179点でした。

そのうち、

・45cm未満 75点

・45〜59cm 78点

・60cm以上 26点(うち70cm以上は6点)

真ん中の値は45cmでした。

夏には使いやすい、でも秋冬には襟の縁に落ちがちな、あの長さです。

タートルネックにそのまま垂らせる60cm以上は、7本に1本くらいという感じです。

ただ、45cm前後が多いことは、そんなに悪いことでもないと思っています。

当店の商品は、139点がアジャスター付きと書いてありました。

アジャスターで5cm伸ばせば、輪の長さとしては少し下がりますし、別売りの長いチェーンに付け替えられるトップもあります。

「タートルネック」と書いてある商品は、1点もありませんでした

もうひとつ調べたのが、説明文に服のことが書いてあるかどうかです。

お店全体の在庫1,697点で「タートルネック」「ハイネック」と書いてある商品は、0点でした。

ネックレス250点のなかで「コート」と書いてあるものも0点。

「襟」と書いてあるネックレスは1点だけでした。

長さは数字で書いてあっても、それがどんな服に合うかは、買う方に考えていただいていたことになります。

通販でいちばん想像しにくいところなのに、ここはお店としてもっと書けると思いました。

そのなかで、服の上から着けることをはっきり書いていたのが、1点だけありました。

今日ご紹介したいのは、そのネックレスです。

今日の一本|小鳥さん一家 ネックレス

小鳥さん一家 ネックレス 真鍮の巣の中に小鳥がいるネックレス

真鍮でできた、鳥の巣のネックレスです。

巣のふちに親鳥がとまっていて、中にはヒナがいます。

商品説明には、こう書いてあります。

「長めのチェーンなのでニットや上着の上からでも付けられます」

チェーンは全長約80cm。

当店のネックレスで、長さの分かる179点のうちいちばん長い部類です。

タートルネックの上に着けると、巣は胸の下のほうまで下ります。

首の詰まった服でも、襟とはしっかり離れた場所に落ち着きます。

巣は直径42mm、ニットの上でもちゃんと形が見えます

巣の大きさは直径42mm、深さ20mmです。

さきほど、タートルネックに垂らすならトップは3cmくらいあると見えやすいと書きました。

この巣はそれより一回り大きいので、厚手のニットの上でも埋もれません。

小鳥さん一家 ネックレス 巣のワイヤーと小鳥のアップ

近くで見ると、巣は細いワイヤーを何重にも巻いて作ってあります。

底のほうは網目の板で、横から光が抜けます。

小鳥の位置はひとつずつ違うそうなので、届くまでどんな並びかは分かりません。

親鳥がヒナに「飛んでみなさい」と見せている場面、という物語が付いています。

秋から冬にかけて、巣の中でじっとしている小さいものを胸に下げておく、というのも季節に合っている気がしました。

ニットの上で着けるときに気をつけたいこと

巣のふちには、ワイヤーの端や小さな輪がいくつかあります。

目の粗いざっくりしたニットだと、そこに糸が入ることがあります。

私なら、この巣はハイゲージの薄手のタートルネックか、表面のなめらかなカットソーの上に合わせます。

ざっくり編みの日は、コートの前を開けて、その下の薄手の服の上に垂らすくらいがちょうどいいと思います。

素材は真鍮です。

使ううちに色が落ち着いてきて、磨くとまた明るくなります。

変色とお手入れのことは真鍮のアクセサリーについてをご覧ください。

ほかにも、タートルネックに垂らせる長さのもの

60cm以上の26点から、トップの大きさも合わせて、いまご用意できるものをいくつか選びました。

価格は税込で、在庫は今日確認した時点の数字です。

・シエスタキャット ネックレス(ブラック)|ルチカ 3,080円

チェーン全長72cm+アジャスター。ねこは約5.8cm。黒い猫が横に長く寝そべっているので、明るい色のニットの上だと形がはっきり出ます。

・アライグマと大好きな林檎 ネックレス|カザ 3,300円

チェーン70cm+アジャスター。アライグマは縦27mm。林檎を抱えたアライグマで、秋らしい色です。

・デアモント ネックレス|ルチカ 2,530円(残り5)

チェーン70cm+アジャスター。月のトップは約1.5cmと小ぶりなので、長さは欲しいけれど主張は控えめにしたい日に。

・クローバーピクニック ネックレス(シルバー)|パルナートポック 3,850円(残り1)

チェーン約65cm+アジャスター約5cm。留め具がなく、花かんむりを上下させて長さを変える形なので、ハイネックの日は短く、タートルネックの日は長く、と一本で使い分けられます。

・王冠 スワン ネックレス|ルチカ 2,420円(残り2)

チェーン63cm。白鳥は約3.8×3.8cmあるので、ニットの上でも十分見えます。

・ねこ電話 ギミック ネックレス|クイール・キャラメリゼ 3,630円(残り17)

チェーン60cm+アジャスター。当店のオリジナルで、説明にも「長めのチェーンで、ゆったり身につけられます」と書いています。受話器がチェーンの上を動く仕掛けです。

大きいトップを主役にするなら

60cmには届きませんが、トップがとても大きいものは、タートルネックの上で一点だけ主役にする着け方が合います。

天球儀 ネックレス パルナートポック 回転する天球儀

パルナートポックの天球儀 ネックレス(25,960円)は、モチーフが6.5×4cm、チェーンは約55cm+アジャスターです。

球の部分が実際にくるくる回ります。

このくらいの大きさがあると、トップの縦の長さぶん下に落ちるので、55cmでも襟の縁からはきちんと離れます。

アジャスターをいちばん長くして着けると、ハイネックの上でもすっきり収まると思います。

短いものを残すなら、シャツの襟の内側に

夏に使っていた短いネックレスは、シャツやブラウスの日に回すと出番が続きます。

ルチカのクルヴィ ネックレス(サークル)(1,980円・残り2)は、直径6mmの球の中に石がひとつ入ったネックレスで、チェーンは38cmです。

さきほど書いた「襟と書いてあるネックレス1点」がこれで、説明文には「襟ぐりのすぐ下に落ち着きます」とあります。

第一ボタンを開けたシャツの内側に入れると、ちょうど襟のあいだで光ります。

同じルチカのcaleb ネックレス(2,090円・残り2)はチェーン40cmで、「鎖骨のすこし下に落ちます」と書いてあります。

こちらも説明に「髪やニットに引っかけないよう、着脱はゆっくりと」とあるので、ニットの日より、シャツの日向きだと思います。

お店として、書き足していきたいこと

今回数えてみて、チェーンの長さは書いてあっても、どんな服の上で使えるかはほとんど書いていなかったことが分かりました。

長さの分からない商品も、250点のうち70点ほどありました。

これから少しずつ、長いネックレスには「タートルネックの上にも」、短いものには「シャツの襟の内側に」といった一言を足していこうと思います。

長さの数字だけより、着ている自分を思い浮かべやすくなるはずなので。

おわりに

襟の高い服を着る季節は、ネックレスをしまいこんでしまいがちです。

でも、長さを一段変えるだけで、同じネックレスがまた使えるようになります。

タートルネックには60cm以上を垂らす。

ハイネックには短いものを重ねるか、長いものを垂らす。

シャツは内側か外側かを先に決める。

コートの日は、襟にブローチ。

このくらいを覚えておくと、朝の支度が少し楽になると思います。

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