インポートジュエリーとは?アクセサリーとの違いと、海外から手元に届くまでの流れ

八月に入りました。
朝から蝉の声がすごくて、外に出る前から少し覚悟がいります。

こう暑いと、金属のアクセサリーがひんやりして気持ちいいなと思います。
夏はシルバーの出番が増える季節かもしれません。

先日、「インポートジュエリーって、どういうものですか」というお問い合わせをいただきました。
インポートアクセサリーという言葉は見たことがあるけれど、ジュエリーとは何が違うんだろう、という内容でした。

言われてみると、私も店の中でこの二つをなんとなく使い分けています。
その線引きと、海外のジュエリーがどうやって日本の手元まで来るのかを、今日はご紹介しようと思います。

インポートジュエリーとは

インポート(import)は輸入という意味なので、そのまま「海外から輸入されたジュエリー」を指します。
海外のブランドやアトリエで作られたものを、日本のお店が買い付けて並べている、という形です。

大事なのは、後ろの「ジュエリー」の方だと思っています。
一般にジュエリーと呼ばれるのは、金・プラチナ・シルバーといった貴金属に、宝石や真珠を組み合わせたもの。
素材そのものに価値があって、何十年も使い続けられる品が多いです。

つまりインポートジュエリーは、「海外から来た、貴金属と宝石でできた装身具」という感じになります。

「ジュエリー」と「アクセサリー」は何が違うのか

はっきりした法律上の定義があるわけではないので、お店によって言い方は少し違います。
私の場合は、こんなふうに分けています。

ジュエリー…貴金属(金・プラチナ・シルバー925など)に、宝石や真珠を合わせたもの。素材そのものに価値があって、直しながら長く使えるもの。

アクセサリー…素材を問わない装身具の全般。真鍮・ピューター・ガラス・樹脂なども入ります。

関係としては、ジュエリーはアクセサリーの中の一部、という位置づけになります。

当店の棚で言うと、真鍮のリングやピューターのブローチはアクセサリー。
シルバー925に本物の真珠が付いたネックレスはジュエリー、という感じです。

どちらが上ということではなくて、選ぶときに見るところが変わるだけだと思っています。
海外のアクセサリー全般の選び方については、こちらに書きました。
インポートアクセサリーとは?選び方の4つのポイントと、通販で買える海外の一点もの

海外から手元に届くまでの流れ

インポートジュエリーは、思っているより長い距離を移動してきています。
ざっくり書くと、こんな順番です。

1. 現地で作られる、採れる
真珠なら養殖場、シルバーなら工房。国によって得意なものが違います。

2. 買い付ける
現地まで行くこともあれば、海外の展示会や取引先から取り寄せることもあります。
私も以前、カリフォルニアまで買い付けに行きました。そのときのことはブログに残してあります。
【買い付けとモルモットの旅】カリフォルニア・オーハイ 1

3. 輸入して通関する
ここで時間がかかります。船便だと一ヶ月以上かかることもあります。

4. 検品する
海外の品は、日本の量産品と比べると仕上げがおおらかなことがあります。
石の座り、留め具の噛み合わせ、チェーンのつなぎ目を一つずつ見て、気になるものは店頭に出しません。

5. お店に並ぶ
ここでようやく商品ページができます。

この流れがあるので、インポートのものは「入荷までに時間がかかる」「同じものが二度と入らない」ことがあります。
一点ものが多いのは、そういう理由です。

選ぶときに見ておきたい4つのこと

通販で海外のジュエリーを探すとき、私が商品ページで確かめているのはこのあたりです。

① 生産国が書いてあるか
どこで作られたものかがはっきり書いてあるページは、扱っているお店が現物を把握している目安になります。

② 素材が具体的に書いてあるか
「シルバー」だけでなく「925スターリングシルバー」まで書いてあるか。
めっきなのか、金属そのものなのか。ここは長く使えるかどうかに直結します。

③ 石や真珠の等級と大きさが書いてあるか
真珠ならグレードと巻きの厚み、石ならカットや大きさ。
数字が書いてあるものは、比べることができます。

④ サイズの表記
海外のリングは日本の号数ではなく、USサイズやEUサイズのことがあります。
内径のミリ数が書いてあると確実です。

タヒチパール シルバー ラリエット ネックレス【toi et moi】

では、実際のインポートジュエリーを一つご紹介しようと思います。

タヒチパールのシルバーラリエットネックレスを白いネックレススタンドに掛けたところ。結び目から二粒の黒真珠が垂れている

生産国はタヒチ、フランス領ポリネシア。
素材は925スターリングシルバーのメッシュチェーンとクラスプに、タヒチパールが二粒です。

ラリエットなので留め具で長さを決めるのではなく、途中の輪に通して結び目を作る形。
結び目の位置を変えれば、胸元の落ちる深さを自分で調整できます。
真珠から結び目までの長さは約10センチです。

タヒチパール二粒のアップ。グレーがかった真珠層に緑や青が混ざって見える。片方は少しいびつなバロック型

タヒチパールは、黒蝶貝という二枚貝から生まれる真珠。
黒蝶貝は直径15〜30センチにもなる大きな貝で、その分、大きな真珠が採れます。
タヒチで養殖され、タヒチ政府の承認を受けたものだけがこの名前で呼べます。

色は写真で見るより深くて、光の角度によって緑や青が浮かんできます。
一粒ずつ表情が違うので、二粒並ぶとよくわかります。

形が少しいびつなのはバロックパールと呼ばれるもの。
ポルトガル語の「歪んだ」から来た呼び名で、丸い真珠が貴重だった時代には出来そこない扱いだったそうです。
養殖技術が進んで真ん丸が大量に作れるようになった今は、二つとない形として見直されています。

グレードはAA。
巻きは厚め(0.8ミリ以上)で、真珠層がしっかりあるということになります。
巻きが厚いと、テリが深く出て、長く使っても表面が傷みにくいです。

パールのサイズは、幅13ミリ×長さ15ミリと、幅12.5ミリ×長さ13.5ミリ。
数字で見ると小さく感じるかもしれませんが、実物はしっかり存在感があります。

ネックレス後ろ側の留め具のアップ。925スターリングシルバーのクラスプとメッシュチェーン

留め具も925スターリングシルバー。
チェーンはメッシュ編みで、細いのにやわらかく落ちます。

価格は37,840円(税込)。
一点ものなので、在庫は1つだけです。

▶ 「タヒチパール シルバー ラリエット ネックレス【toi et moi/トワ・エ・モア】」の商品ページはこちら

同じタヒチパールで、ジルコニアを合わせたペンダントトップもあります。
こちらはパールが12ミリ×16ミリと少し大きめで、27,500円(税込)。
▶ 「タヒチパール & ジルコニア ペンダント トップ【スターリングシルバー】」の商品ページはこちら

おわりに

インポートジュエリーという言葉は、海外から来たという出どころと、貴金属と宝石でできているという中身の、二つを合わせた言い方だと思っています。

どちらも、商品ページの書き方を見れば見当がつきます。
生産国と素材と数字が書いてあるかどうか。
それだけでも、ずいぶん選びやすくなると思います。

真珠そのものについては、以前こんな記事も書きました。
【パール(真珠)の魅力】

シルバーのお手入れは【シルバーアクセサリー】おすすめブランド お手入れ方法 魅力や歴史など、しまい方はアクセサリーの保管方法|変色・からまり・傷を防ぐしまい方にまとめてあります。

暑い日が続きます。
ひんやりしたものを身につけて、どうぞご自愛ください。

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