アクセサリーはつけたまま寝てもいい?お風呂は?|外したい場面と、つけっぱなしにしやすい素材
八月の半ばになって、一日に二回シャワーを浴びる日が続いています。
汗をかいて帰ってきて、そのままお風呂場へ、という流れです。
その勢いで、ピアスをつけたままお湯に入ってしまったことが私にもあります。
外し忘れたというより、外すのが面倒だった、という感じでした。
お店にも「これ、つけたままお風呂に入れますか」「寝るときは外したほうがいいですか」というお問い合わせをいただきます。
今日はそのお返事を、当店の商品ページに実際に書いてあることを見ながらまとめてみようと思います。
お風呂と就寝時は、外してください
先に結論だけ書いておきます。
お風呂と、寝るときは、外してください。
ただ、この「外してください」には性質の違う理由がふたつ混ざっています。
ひとつは、アクセサリーのほうが傷むこと。
もうひとつは、着けている方が怪我をすることです。
この二つを分けて考えると、どの場面でどこまで気をつければいいのかが見えてきます。
当店の商品ページに、いちばん詳しく書いてありました
記事を書くにあたって、当店の商品ページを見返してみました。
いちばん具体的だったのが、チュチュのおさんぽ ネックレス(五千五百円)でした。
お取り扱いの欄に、外してほしい場面が名指しで並んでいます。
水泳、入浴、スポーツ、就寝時、それに幼児のお世話をするとき。
続けて、運動・海水浴・プール・入浴のほか、炊事・洗濯・手洗いのときも注意、と書かれています。
面白いと思ったのは、前半と後半で理由が変えてあるところでした。
前半は「けがをする恐れのあるとき」、後半は「汗や埃は変色やくすみの原因となり、水分は接着剤をはがしたり」という書き方です。
怪我の話と、傷みの話。
同じ「外してください」でも、中身は別々でした。
水に弱いのは金属より、接着剤のほうです
お風呂で心配されるのは、たいてい金属の変色だと思います。
でも実際に先に音を上げるのは、接着剤のほうでした。
石やパールやガラスがついているアクセサリーは、そのほとんどが接着で留まっています。
お湯に浸かると、その接着面に水が入り込みます。
一回で外れることは少ないのですが、繰り返すうちにゆるみます。
石がなくなってから気づく、という壊れ方をするので、たちが悪いと思っています。
シャンプーやボディソープが入り込むのも、同じ理由でおすすめできません。
温泉はさらに条件が厳しくて、硫黄の成分がシルバーを黒くします。
プールの塩素、海水の塩分も金属には強すぎます。
素材ごとの性質はシルバーアクセサリーの記事と真鍮アクセサリーの記事、ピューターの記事にそれぞれ書いてあります。
寝るときに外したい理由は、変色ではありません
寝ているあいだは水に触れないので、変色の心配はほとんどありません。
寝るときに外してほしい理由は、引っかかりのほうです。
寝返りを打つと、枕やシーツに金具が引っかかります。
ピアスなら、ポストが耳たぶを裏から押し続けることになります。
ネックレスは、チェーンが首に巻きついた状態で体重がかかって、丸カンが開くことがあります。
チェーンが外れてしまったときの直し方は丸カンの記事にまとめました。
指輪は、寝ているあいだにむくんで抜けなくなることがあります。
つまり寝るときは、アクセサリーではなく体のほうを守る話でした。
ピアスホールが完成していない時期だけは例外で、そのあたりはセカンドピアスの記事に書いてあります。
「ポスト:チタン」は、つけっぱなしでいいという意味ではありません
ここが今日いちばんお伝えしたいところです。
商品ページに「ポスト:チタン」「ポスト:サージカルステンレス」と書いてあると、水にも強そうに読めます。
当店の在庫を素材の欄まで一つずつ見ていったのですが、そう単純ではありませんでした。
たとえばカザのご近所ネコさん ピアスは、素材の欄がこう書かれています。
真鍮、樹脂、プラパール、ガラス、ポスト:チタン。
チタンなのは、耳に通る棒の部分だけでした。
猫の飾りは真鍮、パールは樹脂、粒はガラスです。
裏側から撮った写真を見ると、その違いがそのまま色に出ています。

飾りは金色、後ろへ伸びている棒だけが銀色をしています。
別の金属だということが、写真だけで分かる形でした。
つまりチタンやサージカルステンレスの表記は、肌に刺さる部分をかぶれにくくするための工夫です。
お風呂に入っていいという意味ではありませんでした。
肌との相性の話は金属アレルギーと素材の記事に詳しく書いてあります。
今日ご紹介したいのは、この猫のピアスです

カザのご近所ネコさん ピアス(ゴールド)、千八百七十円です。
左右でデザインの違う、四点セットのピアスになっています。
片方は横を向いた一匹の猫。
もう片方は、二匹がくっついて並んでいます。
商品ページには「ご近所のネコたちがばったり鉢合わせしたかのような愉快なデザイン」と書かれていました。
それに合わせて、小粒のパールとカットガラスがセットになっています。
一匹のほうはつやのある仕上げ、二匹のほうは表面にキズ加工が入っていて、質感が変えてありました。
大きさは一匹が横一・二センチ、二匹が横一・〇センチです。

着けるとこのくらいで、耳たぶに猫が二匹のっている感じになります。
この小ささなら、朝つけて夜まで忘れていられます。
お風呂の前に外すことだけ、思い出していただければ十分です。
在庫はゴールドが三点、シルバーが一点あります。
ポストがサージカルステンレスの、当店のピアス
同じ考え方でつくられているピアスが、当店にはたくさんありました。
パルナートポックの縁起物 ピアス(三千四百十円)は、モチーフがピューターでポストがサージカルステンレスです。
同じつくりで、クリスマスオーナメント ピアス(三千五百二十円・在庫五点)、レモン ピアス(四千百八十円)、蝶鹿 ピアス(二千四百二十円)が並んでいます。
動物がお好きな方には食いしん坊ハムスター ピアス(四千九百五十円)とタコ足ピアス(二千五百三十円)を。
食べもののモチーフならマルシェ パン ピアス(四千百八十円)、さくらんぼとプリン ピアス(四千百八十円)、新たまねぎ ピアス(二千四百二十円)があります。
秋のはじめに着けたくなるのは山粧う ピアス(四千九百五十円)とコスモスパレス ピアス(三千六百三十円)でしょうか。
四本足シリーズのエヌ・ユー ピアス(三千四百十円)も、ポストがステンレスです。
どれも、耳に触れる部分だけが別素材という同じ設計でした。
飾りはピューターなので、水に濡らさないほうが長持ちします。
パールと樹脂は、水がいちばん苦手です
つけっぱなしを避けたい筆頭が、パールを使ったアクセサリーでした。
本真珠は表面の層がとても薄くて、汗の成分でも曇ります。
樹脂でできたプラパールも、表面のコーティングが水と擦れに弱いところは変わりません。
ルチカのknot pearl ピアス(千九百八十円・在庫四点)やpearl berry ピアス(千八百七十円・在庫三点)は、外したあとに乾いた布でひと拭きするだけで持ちが変わります。
同じくかいものネコ ピアス(二千五百三十円)はレース糸が使われているので、水はいっそう禁物です。
樹脂の粒がのっている苺の雫 ピアス(二千二百円・在庫三点)も、汗をかいた日は帰ってすぐ外しています。
「多少の水濡れは大丈夫」と書いてある、めずらしい一点
当店の商品ページを全部見ていて、一点だけ逆のことが書いてあるものがありました。
アリアムのきのこのカブトピン(しいたけセット)、三千八百五十円です。
えのき、しいたけ、エリンギの三種類がセットになったヘアピンで、オーブン粘土でつくられています。
説明に「耐水塗料を使っていますので、多少の水濡れは大丈夫です」とありました。
作り手の方が塗料まで選んで書いてくださっているので、こういう記載は信じていいと思っています。
とはいえ「多少の」なので、雨に降られても慌てなくていい、という程度の受け取り方をしています。
在庫は一点です。
手を洗うときと、料理をするとき
お風呂ほど話題になりませんが、回数が多いぶん効いてくるのが手洗いです。
指輪をつけたまま石鹸で手を洗うと、石の裏側に洗剤が残ります。
そこが乾かないまま一日過ごすことになるので、くもりの原因になります。
炊事のときは、洗剤よりも引っかかりのほうが心配です。
洗いものの最中に指輪の石が食器に当たると、欠けることがあります。
私の場合は、台所に小さな器をひとつ置いて、そこへ入れるようにしました。
外す場所を決めておくと、なくす回数が減ります。
イヤーカフのように留め具のないものは転がりやすいので、器のほうが安全でした。
イヤーカフのつけ方はイヤーカフの記事に、イヤリングの調整は締め方の記事にあります。
外したあと、どこに置くか
外す習慣がついてくると、次に困るのが置き場所でした。
洗面所に置きっぱなしにすると、湿気で変色が進みます。
お風呂上がりに外したものは、いったん布で水気を取ってから部屋へ持っていくようにしています。
濡れたまましまうのが、いちばん傷めます。
素材別のしまい方はアクセサリーの保管方法の記事にまとめてあります。
おわりに
つけたまま寝てもいいか、お風呂はどうか。
答えはどちらも「外してください」でしたが、理由が違っていました。
お風呂は、アクセサリーを守るため。
寝るときは、ご自身を守るためです。
そして「ポスト:チタン」と書いてあっても、それは耳に触れる棒の話でした。
飾りの部分までが水に強いわけではないので、そこだけ覚えていただければ十分だと思います。
贈りものをお探しの方は誕生日プレゼントの記事やいきものモチーフのギフト記事もどうぞ。
今日ご紹介した猫のピアスは、ゴールドが三点、シルバーが一点残っています。