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神奈川県 A藤 様

2019年4月3日にご注文いただきました神奈川県のA藤様。

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【handpan】ハンドパン 練習中 演奏方法

音楽経験 無し 

音楽経験と言えば、小学校の時に2年間だけ習っていたピアノと、音楽の授業。
 
ピアノは大好きな友達が習っていて、その子がやっていることは何でも素敵に輝いて見えたので自分も習いに行かせてもらいました。
 
ですがそれほどピアノを好きになれず、練習も好きではなく、さらに優しかった先生が変わって新しい若い先生になり、その先生が好きになれず、ピアノが「好きではないこと」だけになってしまって辞めてしまいました。
その頃、毎日練習に付き合ってくれていた母も「あんたは音楽向いてなかったなぁ」と言っております。

クラブ活動や部活を選ぶ時にも、吹奏楽部や合唱部など、音楽系には一切興味無かった私です。音楽か美術家の選択授業では必ず美術を選んできましたし、必ず入らなくてはいけないクラブ活動は工作やら手芸やら美術。どう転んでも音楽を選ぶことはありませんでした。

カラオケも嫌いで、友達に誘われても断ります。
歌を知らない、歌が下手、パーティーピープルのノリについていけない、等々行きたくない理由は多数です。
 
 

ハンドパンとは

さて、私が練習しているという「ハンドパン」。
2000年代にヨーロッパで発明された比較的新しい楽器です。
 
ハンドパン 販売 ハンドパン 販売
 
膝に乗せて素手で叩くスチールドラムです。
形状は、金属製の大きなどら焼きを想像していただくと良いと思います。
「ハングドラム」から派生して製作された楽器です。
 
ハンドパンとは ハンドパンとは
 
 

ハングドラムとは

 
ではそのハンドパンの元となった「ハングドラム」とは何なのか。
 
スイスの工房で開発・製作された比較的新しい打楽器。
窪みの周辺にそれぞれ音階があり、手で叩くと優しく浮き上がるような音色が鳴ります。
誰でも簡単にリズムとメロディが演奏できる楽器として人気を博し、世界中からオーダーが殺到しました。しかし近年は製作が間に合わず、また現地まで行かなければ購入出来ないなど入手困難になってしまいました。
 
最初にこの工房で発明されたものだけが「ハングドラム」と名乗れます。そのためその後に違う工房で作られるものはすべて基本的に同じ構造の楽器であってもハングドラムと名乗ることは許されず、ハンドパンなどの別の名を名乗っています。
 
 

ハンドパンとの出会い

そんな一生音楽に縁の無いと思われていた私ですが、2年ほど前にハンドパンを初めて手にしてから相変わらず練習を続けています。
 
毎日何時間も熱心にやっているわけではありません。
空き時間があれば10分だけ、とか
忙しくて10日さわってなかったけど、仕事が一つ片付いたので今日は練習しよう、とか。
チョコっとづつしか練習していないので一向にうまくなった気がしませんが、楽しく練習しています。
 
最初にハンドパンを目にしたのはイギリス人のハンドパン奏者、ダニエル・ウェイプルス(Daniel Waplesさんが地下鉄の通路で演奏している動画をネットで発見した時だったと思います。
 
聞いた事の無い音と見た事の無い面白い形の楽器に目も耳も奪われました。にこにこ楽しそうに演奏しているのも素敵に思えました。ロンドンの地下鉄でしょうか?撮影中に通りがかりの人が通ってゆくのも気負って撮影してない感じがいいなと思いました。
 
自分がダニエルさんと同じように演奏できるなんて思いませんでした。音楽経験が無い上に先生もいないのにどうやって練習するのかなんて考えもせず、私もこの楽器を始めるんだと唐突に思い立ちました。
 
そしてハンドパンを購入して細々と練習しています。
 
 

ハンドパン 初心者

練習を始めてみてから感じたのですが、ドラムをやっていたとか、パーカッションやってたとか、音楽経験のある方がバンドなどの新たな表現の手段として加えるにはハンドパンはとても良いと思います。
初心者であっても、教えを乞える先生やハンドパン奏者の方が近くに居たり、指南してくれる楽器屋さんがそばにある場合も問題ないでしょう。
 
ですが先生居ない、知識のある楽器屋さんが無い、パーカッション経験無い、
そんな私のような場合、なかなか練習が進みません。というか、そもそもどのように練習すればよいのかわかりません。
 
ハンドパンを譲っていただいた奏者さんにどうやって練習を始めたか聞きましたら、ネットで動画を見て練習を始めたとおっしゃっていました。
 
お隣の愛媛県で演奏活動されてる方は、バンドでドラムをしていた経験があるそうなので、ハンドパンを始める前からリズム感があり、応用もきかせられる技術をお持ちの様でした。
 
「ハンドパン 練習方法 奏法」

などのキーワードでネット検索すると、必ずと言っていいほど「決まった演奏方法はありません」みたいなことが書かれています。奏者の自由に演奏すれば良い、とても自由で簡単な楽器のように書いています。

でも音楽にもハンドパンにも全くの初心者の私。そもそも何をどうすれば良いのかわかりません。
こんな時「自由」というのは何かしら不自由を感じるなり、基本的な知識があるなりしての自由なんだなぁと思います。不自由も感じてなくて基本操作も分かっていない私に、いきなり「自由に」と言われても『はっ?』ってなりました。何をすれば自由なのか。2、3音ポポンと自由っぽさを演出して叩いてみますが、『それから?』ってなります。
 
ポポンと鳴らしてみた音がステキに響いて、何となく「自由に」鳴らしてもちゃんと音楽的に聞こえるなら教えを乞いたいなどとは思いません。でも皆さんがおっしゃられているように「自由に」叩くと、音楽性を感じられない無茶苦茶な…赤ちゃんが有り余る元気に任せてかき鳴らしたおもちゃの楽器から出る音みたいな出来栄えの音になりました。
 
リズム感でもメロディーでも良いのですが、基礎。それが私が必要としているもののように感じました。
 
電気製品でも何でも、説明書を読まずにいきなり本体を触ってみる人と、説明書をしっかり読んでから説明通りに動かしてみる人がいると思いますが、私は説明書を読む派です。まず使い方を教えてもらってから、本体の操作に取り掛かりたいのです。
 
 

楽器 練習方法 何が一番良いか

 
・無料動画

まずは手ごろなところから。動画で演奏方法を説明しているものを探してみました。
だけど何だか分かりにくいのです。普段動画を見ることがそんなに無いので、動画サイトの使い方が良く分かっていないのが一番の原因だとは思うのですが。
 
ハンドパンの練習方法を検索すると、練習方法とは関係無い動画もいっぱい出てきます。どれを見れば分かりやすいのか山ほど出てくる動画の中からどれが良さそうなのか延々と探し、そしてようやく良さそうな動画を見つけて、その動画を公開している人をチェックしておきました。
ですがそのチェックした人自身がやっぱりたくさんの動画をアップしていて、どの動画が一番最初の段階なのか分かりづらい。なので最初に見るべき動画かどうか分からないけど、とりあえず今の自分でもできそうなものを見て練習する。だけど、次どの動画を見れば次の段階に進めるのかまた分からなくなります。動画の最後に「次は〇〇を練習します」とか言ってるので、その〇〇を練習する動画を見たいのだけれど、サッとその動画を見つけることができません。
そんな実際の練習以外の小さなストレスがだんだんと嫌になってきて、無料動画以外で学べたらなと思い始めました。
 
 
・How to DVD
そうしてまた延々とネットでハンドパンの練習方法について検索を続けていましたところ、ハンドパンの演奏方法を解説するDVDを販売しているウェブサイトを発見しました。
説明は英語。字幕もありません。はっきり言っている内容が分からなくても、映像で何をしているか見ればある程度良い練習になるだろうと思ってDVDを購入しました。
 
DVDならどれが最初かなんて考える必要なく頭から見ればよいことですし、チャプターリストもありますし、次のチャプターに行くのも前に戻るのも簡単で見ることに不都合は何もありませんでした。これで快適に練習ができると思われたのですが、ここでまた問題が。
 
画面の中で、先生が右側のトーンフィールドを叩いていると思って自分の右手を動かそうとするとどうやら音が違う。
お分かりかと思いますが、そうです。画像で見た通りに練習しようとすると、動きが逆になるのです。自分から見て先生の右側の手が動いているということは、実際には先生は左手で叩いているということ。同じ音を出そうとすると見たのとは逆の手、つまり左手で叩かないいけないのです。
 
同じように叩くだけでも初心者には難しいのに、見たのと逆に動かないといけないなんて難しすぎます。これまた余計なストレスを感じながらの練習になりました。
 
また、使っているハンドパンの音階が違う、トーンフィールドの数も違うので、先生が叩いているのと同じであろうと思う個所を叩いても思っているのと違う音が出ます。応用が利かない初心者のため、先生と同じ音が出てくれないと自分が叩いているのが合っているのか間違っているのか一瞬で混乱に陥ります。
 
DVDで何か月か練習を続けてきましたが、これまたくじけそうになってきました。
 
 
・ネット講座
くじけそうな心を抑え、再びネット上でハンドパンの練習方法について検索を続けます。
すると今度は有料講座を発見しました。無料お試し講座も見られるので、どんな講座か確認してから料金を払うかどうか決められます。
 
How to DVDでは見たのと逆の動きをしないといけないのが非常にストレスになっていたのですが、この講座は見たままを練習できるよう、ハンドパンを真上から映し、ハンドパンを抱えているのと目線で画像が見られます。
そして先生はお話好きそうなフランス人。動画の中で自分でも言っていましたが、英語が母国語ではないので英語が完ぺきではありません。でもそれがかえって良い方に働き、英語が不自由な私でも比較的聞き取りやすい速さで話し、そう難しい言葉も出てこない、分かりやすい内容になっている気がしました。
 
有料会員に登録し、日々ちょっとづつ練習中。初心者用の講座なので、1レッスンが短いものでは数分ととても簡単でとっつきやすい。できたと思ったレッスンはチェックを入れておけば受講終了のマークがつくので見たものと見てないものも判別しやすく、とても良い感じ。まだまだ講座序盤までしか進んでいませんがこれならストレスなく長く続けられそうな気がしています。
 
人によって合う合わないがあると思いますので、各自にぴったりの練習方法を見つければよいと思いますが、ハンドパンどころか音楽じたい初心者の方に私がお勧めする練習方法は、ネット上の講座を受講することです。
 
 

ハンドパン ミーティング

ところで先日、近隣の県からハンドパンを所有している人が集まり、お互いの楽器を演奏し合うという楽しい会がありました。
 
コミュニケーションが苦手な私ですが、何度かお会いしたことのある方が主催なので勇気を出して参加。
ハンドパンをたくさん所有するなんてことは金銭的に出来ないので、他の人が持っている楽器を触らせてもらえる機会はいろいろな音に出会えて楽しかったです。
 

 
なんとスリットドラムを手作りしている方もいらっしゃっていて、自作のドラムを触らせてもらえました。
作者にお会いできるなんて!!
 
スリットドラム【シマントーン】
 
すっごくたくさんの音階があります…
8音とか9音しかないハンドパンでさえ弾きこなせない私では、どんな風に全音階を使うものか想像も付きません。製作者さんによりますと「今回の演奏ではこの辺りの音階を使って弾く」と、使う範囲をある程度決めて演奏するとやりやすいそうです。
 
やりやすいと言われても、もちろん素人の私にはそもそもリズム感が備わっていないので何をどうして良いやらという感じなのが何とも切なかったのですが(-_-;)
でもでも制作者さんが側に居て、こうしたら良いああしたら良いとアドバイスしてくれながら見ていてくれるのはとても貴重な経験でした。
 
写真のスリットドラムよりもずいぶん小さなハンディサイズのスリットドラムも持ってこられていて、叩かせて貰いましたが作者様のように音が響かない。叩く手の動作が大きいわけでも無いのによく響く良い音がします。私がやってみると作者様より遙かに大げさな動作で叩いているにもかかわらず響かないこもった音。
うーん、難しい。
 
halo handpan 
 
そしてハンドパンメーカーとしては最高峰である(らしい)「Halo」というアメリカのメーカーのハンドパンを持ってきておられる方が!最高峰のメーカーがあるということも知りませんでしたのでもちろんかの有名なhaloも知りませんでしたが、ありがたく試打させて頂きました。
 
世界最高峰のハンドパンに触らせて貰い、スリットドラムの作者様にお話を聞くことが出来、素晴らしい演奏を聴かせて頂き、とても楽しい素敵な時間を過ごすことが出来ました。
 
 

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“【handpan】ハンドパン 練習中 演奏方法” への2件のフィードバック

  1. cuir carameliserにて9音階 Big Bear handpanのハンドパンを購入しました。
    素晴らしい音色で癒されています。
    練習が難しい楽器ですよね。

    ハンドパンが2台になったので、いろいろ試しながらやってます。無限にできそう~。楽しく練習するのが一番ですね笑

    • こんにちは、当店をご利用いただきましてありがとうございます!気に入って頂けたのであれば何よりです。

      ハンドパン2台もお持ちなんですね。すごい(^^)奏でたい音楽に合わせて使い分けとかしてるんでしょうか。
      私はなかなか練習も進んでいません…先生が欲しいと痛切に感じながら一人で鳴らしてます。音楽と言えるほどの音が出せていませんが、叩くのは楽しいです。

      音楽仲間さんができた気分で嬉しいです。コメントありがとうございました!

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