銃みたいなシャーペンをお探しの方へ|ボルトアクションの一生ものボールペン【おすすめ文房具】

「銃みたいなシャーペン」を探してこられた方へ

検索からいらしてくださった方に、さきにお伝えしておきますね。

当店にあるのは、シャープペンシルではなくボールペンです。

ただ、探しておられるのはたぶんこの仕組みだと思ったんですよね。

「ボルトアクション」といって、ライフルの弾を込めるときの動きをそのまま筆記具に持ってきた構造です。

ボルト部分を親指で押し込んで、横にカチッとひねる。それで芯が出てきます。

頭を押すノック式とは、手ざわりも音もまったく違います。

ボルトアクション ボールペン。ライフルのボルトアクション構造を使った削り出しの筆記具

作っているのは「いもゆで工房」という作家さんです。

洋白・真鍮・銘木・角といった素材を組み合わせて、旋盤で一点ずつ削り出しておられます。

手作業なので、同じものが二つとありません。太さも長さも一本ごとに違います。

シャープペンシルもあります(こちらは銃モチーフではありません)

同じ作家さんの削り出しシャープペンシルもお取り扱いしています。

ただ、形は銃ではなく、昆虫や鯖をかたどっています。

銃の構造がお目当てでしたらボルトアクションのボールペンを、削り出しの筆記具そのものがお好きでしたらシャープペンシルもあわせて見てみてください。

ボルトアクション ボールペンのボルト部分。押して横にひねると芯が出る

ここからは、私がこのペンにはじめて出会ったころに書いた文章です。2018年のものですが、よかったら読んでみてください。

万年筆に憧れていたころ

中学生が書いたような子供っぽい字。私のメモには、そんな字ばかりが並んでいます。

大人になれば自然と大人の字になるのかと思っていましたが、そうではないようですね。

字の綺麗な方は、大人になるまでにその美しさに見合った努力をしてこられたのでしょう。

本屋さんで「文房具屋さん大賞」や「文房具図鑑」、「万年筆の全て」といった本を見かけると、自分の知らない楽しい世界があるんだなと思って、つい手が伸びます。

ハサミ、付箋、ペンケース、筆記用具。お値段重視のものから、使いやすく工夫されたもの、デザイン性に優れたもの。ありすぎて、買う前から「私の手に負えない」という気持ちになってきます。結局、使ってみないと書き心地は分からないので、買わずに帰ることが何度もありました。

そんな私でも、スケジュール帳だけは毎年おなじものを買っています。大好きな「どせいさん」がカバーイラストになっている、愛してやまないお気に入りです。

そして、長いあいだ気になり続けている筆記用具がひとつあります。万年筆です。

子供の頃から繰り返し読んできた作家、畑正憲さんが執筆に使われるのが万年筆なのだそうです。万年筆によって書き心地が変わるのは分かりますが、一本の万年筆でも、使っているうちに書き心地が変わってくるのだとか。

書きはじめはしっくりこず、書き続けるうちに思いどおりに書けるようになり、最後は書き心地が良くなりすぎて恐ろしくなって、購入したお店に「このペンはおかしい」と聞きに行かれたこともあるそうです。そのペンは最高の書き心地を見せた直後にペン先が壊れ、修理に出すことになったとか。この体験談を読んでから、万年筆には魔力が宿っているのではという疑いを、密かに持ち続けています。

畑先生のエッセイを読んで以来、私もお気に入りの万年筆を持ってみたいと願い続けて、見かける機会があればいつもチラリと横目で眺めています。

ただ、畑さんは執筆が本業ですから書き心地の良い万年筆は必需品でしょうけれど、私が書くのはメモとスケジュール帳の予定くらい。インクがなかなか乾かないことに苛立つだけで、万年筆の本当の良さを味わえないまま終わってしまうのではと恐れてもいました。安い水性ペンでも、乾かないとイラッとしてしまう性分ですから。

心を鷲掴みにされるボールペンを探していました

それなら、インクが乾かなくて困ることのない、素敵なボールペンを愛用すればいい。そう思いながらも、気に入るものになかなか出会えずにいました。

香川県内で私が出歩く範囲の文房具屋さんに並ぶ高級筆記用具は、万年筆が圧倒的に多くて。それに、普通に見かけるような上品で洗練されたものには、あまり心が動かない性分でもありました。

何かひとつ、心を鷲掴みにされる要素をまとった個性的なボールペン。そんな一本との出会いを、長いこと待っていました。

そんなときに出会ったのが、ボルトアクション・ボールペンです。

芯の出し入れは、ボルト部分を押して横へひねり、溝にひっかけるという独特な動作で行います。

「ボルトアクション方式」はライフルに使われている構造で、ボルトを手動で操作して弾薬の装填と排出を行う機構を持つ銃の総称だそうです。ライフルの構造を使ったボールペン。とんでもなく男心をくすぐるではありませんか。(男ではない私でも、しっかり心を引かれてしまいました。)

上品で洗練されたボールペンとは一線を画する、こんな個性派との出会いを待っていたのだと思います。

どんな筆記用具も、実際に書いてみないと書き心地は分かりません。それなら闇雲に良さそうなペンを試すより、デザインなり素材なりをどうしようもなく気に入った一本から始めてみたい。こんな素敵なペンなら、字の練習だってしてみたくなります。

削り出しの作り手、いもゆで工房さんのこと

一目で魅了されてしまったこのボルトアクションボールペンを制作しておられるのが、作家【いもゆで工房】さんです。

最初に目にしたのはボールペンでしたが、シャープペンシルなども旋盤による削り出しで作っておられます。

使う素材は洋白、真鍮、各種銘木、角など。手作業による製作ですので、一点ずつボリュームもサイズも違います。ピューター小物もご自宅で鋳造しておられるため、一点ずつ微妙に風合いが変わってくるそうです。

普通あまり見かけないほど持ち手部分が太いもの、長いもの、短いもの。キュッと引き締まったウエストがあるもの。木と金属の組み合わせの美しさ、素材の色のコントラスト。いもむしモチーフの個性派シャープペンシル。金属のオブジェのようなスタンド式。

どれ一つとっても、飾っておきたくなるような、一生の宝物になりえるペンだと思います。

今お選びいただける、いもゆで工房の削り出し筆記具

どれも一点もの。在庫は各一本ずつになっています。

■ ボルトアクションのボールペン

▶ 「ボルトアクション ボールペン」の商品ページはこちら

長さ80mmのミニサイズ。8,800円(税込)。

▶ 「ボルトアクション ボールペン A」の商品ページはこちら

▶ 「ボルトアクション ボールペン B」の商品ページはこちら

▶ 「ボルトアクションボールペン Wood」の商品ページはこちら

▶ 「ボルトアクションボールペン Green」の商品ページはこちら

AとB、WoodとGreenは17,600円(税込)。素材の組み合わせがそれぞれ違います。

ボルトアクションボールペン Green。銘木と金属を組み合わせた削り出しのボールペン

■ 削り出しのシャープペンシル

▶ 「昆虫 シャープペンシル」の商品ページはこちら

▶ 「鯖 シャープペンシル」の商品ページはこちら

どちらも8,800円(税込)です。鯖のシャープペンシルについては、

机の上に、一匹の鯖。いもゆで工房「鯖 シャープペンシル」 でくわしくご紹介しています。

お手入れのこと

真鍮を使ったものは、使っているうちに色が深く変わっていきます。

その変化も持ちものの味だと思っていますが、明るい色に戻したいときの方法を

真鍮アクセサリーのお手入れ にまとめていますので、あわせてご覧ください。

一本えらんで長く使う、という買いかたに向いた筆記具だと思います。

気になるものがありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

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